海外旅行へ行くことになったら出発前にどこへ行こうか考えると思います。その際、ほとんどの方がこんな風に考えるのではないでしょうか?

午前中はエッフェル塔に登って、レストランで食事して、ルーブル美術館でモナ・リザを見て~……
こんな風に、「ガイドブックに記載されている観光名所に訪問する」ことばかり考えてしまいがちに。
確かに観光名所へ行くことは大いに賛成ですし、私自身必ず行きます。
しかしながら上記の日程だと、スーパーマーケットなどの現地の方々が利用する場所に訪問することができなくなってしまいます。
意外かもしれませんが、観光名所だけだと海外旅行の楽しみが減ってしまうんです。
なぜならスーパーマーケットに訪問することでガイドブックにはのっていないその国独特の文化を学ぶことができるから。
ではなぜスーパーマーケットに訪問することで独自の文化を学ぶことができるのか? 解説します。
海外のスーパーマーケットがおもしろい理由
スーパーマーケットが面白い理由を私なりの視点で4つ紹介します。
日本との物価の違いを実感することができる
外国のスーパーマーケットに行くと日本でも販売されているものを多数見つけることができます。
外国と日本どちらでも販売されている商品の代表例はコーラやハーゲンダッツ、プリングルス、など。
こちらはドイツで見つけたプリングルズ、2.59€。日本円で約336円。 ※1€=130円、1ドル=110円で計算


日本のスーパーマーケットではもっと安価で購入できるので高いですね。
こちらはアメリカシアトルで見つけた、ハーゲンダッツ1個の金額。サイズは14オンス(約396グラム)。


1個購入すると4.99ドル(約548円)ですが2個の場合7ドル(約770円)になります。
日本のコンビニでハーゲンダッツ(110ml)を購入すると318円ほどするので、いかにアメリカのハーゲンダッツが安いか感じらると思います。
日本製の商品の値段を知ることができる
日本の食品は世界中で販売されています。気になるのはその値段。
日本よりも高いのか安いのか、見ていきましょう。
まずはアメリカ、マイアミのスーパーマーケットで見つけた「キリンビール」と「おーいお茶」。


キリンビールは2.99ドル(約329円)します。
アメリカのスーパーマーケットではお酒を購入する際、年齢確認をされます。
実際に私もお酒を購入したときに年齢確認をされています。
その時にパスポートを持っていなかったため、お酒を購入することができませんでした。
続いてはおーいお茶。画像が見ずらいですが2.19ドル(240円)します。


日本のスーパーマーケットでは100円払えばおつりがくるイメージですが、アメリカで購入する場合は日本と比べて2~3倍の料金を払う必要があります。
こちらはドイツで見つけたカップヌードル。1.19€(約155円)です。


カップヌードルは日本よりも少し高いかな?くらいの金額ですね。
アメリカNYにあるスーパーマーケット、「Whole Foods」で見つけた醤油、3.99ドル(約439円)。


592mlでこの金額はそこまで高い印象はありません。
日本製と海外製の違いを比較できる
どんな人でも意識せず「こういう商品はこういうもの」みたいな考えがあると思います。
よく言えば「常識」、悪く言えば「偏見」。
例えば「ソーセージはパックに詰められて販売されている」といった考え方です。
果たしてその考え方はあっているのでしょうか?
ドイツで見つけたこちらのソーセージはなんと瓶に詰められて販売されていました。


日本で生活していて瓶詰めされたソーセージに出会うことはまずないと思います。
そのためいつからか「ソーセージ=パックに詰めて販売するものである」といった狭い価値観が出来上がってしまいがちです。
こちらの飲み物は購入してびっくりしました。
「青いフタを外したらもう1個フタがある」と日本人であれば誰もがそう考えると思いますが、ドイツ製のこの商品にはフタがありませんでした。


青いフタの下にはもう一つのフタがあるのは常識である! 間違いでしたね。
ドイツに関するトリビアを知りたい方は下記の記事をどうぞ。
・思わず明日会社で話したくなる!クスッと笑えるドイツトリビア【13選】
こちらは紅茶に炭酸が入っているという何とも驚きの商品。


日本の友人に炭酸入りの紅茶をプレゼントしたらどんな顔をされるでしょうか?
怪訝な顔をされるのは間違いないでしょうが、その人にとって初めての体験を与えることができるでしょう。
日本のメディアでは「海外で販売されているお寿司は魔改造されたへんてこなもの」と紹介されることが多い印象です。


ですが実際はそこまで違和感のあるお寿司ではありません。
何事もメディアや他人の言葉を信じるのではなく自分の目で確かめることが重要ですね。
お寿司やラーメンが世界中で人気があることは皆さんも知っていると思いますが、焼き鳥はどうでしょうか。


私は海外のスーパーマーケットに行くまでは焼き鳥が世界で愛されているとは思ってもいませんでした。
マイアミで見つけたこの商品、なんだかわかりますか?





なんだろ?イチゴゼリーかな?



残念!正解はこちら。


真ん中に「PARFAIT」と書いてありますが、これを日本語に訳すと「パフェ」になります。
ん? パフェ??? どう見てもゼリーじゃん…
どうやら我々日本人とアメリカ人の想像するパフェにはかなり違いがあるようです。


ほかにもカラフルゼリー、じゃなくてカラフルなパフェもありました。
あんまりおいしくなさそう…
このように実際に海外のスーパーマーケットに行ってみると新しい発見がたくさんあります。
日本の店員さんの誠実さを実感できる
海外のスーパーマーケットの店員さんは基本的に無気力です。
具体的にはこんな感じ。
- 基本的に座って仕事をしている
- スマホを見ている
- 目の前にお客さんがいてもおしゃべりしている
- 商品の扱いが雑
日本人もこんな風に働いたらいいのになぁと思う反面、日本の店員さんはやっぱりすごいんだなと感心するシーンでもあります。
ただし、「日本人の誠実さ」についてはスーパーマーケット以外でも体感することができます。



うーん。スーパーマーケットの魅力はわかったけど観光名所を捨ててまで行く必要あるかな?



絶対に行くべきである、とは私も思っていません。しかしながら日程に余裕があるのであれば行って損はないです。
予定がぎちぎちに詰まっている方であれば話は変わりますが、そうでない方であればスーパーマーケットに行ってみることをオススメします。
それにスーパーマーケットはホテルや観光名所から歩いて行ける距離にあるのでそこまで時間が必要というわけではありません。
ガイドブックには決して載っていない、その国独自の文化を見つけることができるでしょう。
スーパーマーケットのサイズ感
海外のスーパーマーケットはとても大きいです。
もちろん小さいサイズの場所もありますが基本的には大きいお店が多い印象でした。
言葉で表現するのは難しいのでどんなものかは下記の写真で確認してください。
これは2階から撮影したイタリアのスーパーマーケットのレジ写真です。


1階も2階もスーパーマーケット、この規模だとざっくり店内を見るだけでも1時間近くかかります。
こちらはフランスのスーパーマーケット。


野菜がこれでもかと積まれていますね。
店内の大きさ、天井の雰囲気にもびっくりしますが、注目すべきは飲み物を地べたに置くというワイルドさ。


日本人なら汚くてこんなことはできないですよね。
海外についてもっと知りたい方に読んでほしい記事
ここからはおまけです。海外について興味がわいてきた! という方はこちらをどうぞ。


まとめ
おわりです!
今回は海外旅行でぜひ行ってもらいたいスーパーマーケットについて解説しました。
まとめるとこんな感じ。
- 日本と海外の物価の違い
- 海外で販売されている日本の商品の値段を知ることができる
- 日本製と海外製の違い
- 日本の店員さんの誠実さを実感できる
上記のことは実際に体験してみないとイマイチ実感がわかない部分だと思います。
それに海外で知り合った日本人の方々も「スーパーマーケットに行くのおもしろいよね!」とよく口にしています。
というわけで今日は海外旅行に行ったらスーパーマーケットに行くべき理由を私なりの視点でまとめてみました。
それでは!