いつからだろう? ヤフーニュースのコメント欄が気持ち悪いと感じるようになったのは…
いつからだろう? 「正論」という名の罵詈雑言、誹謗中傷のオンパレードになってしまったのは…
というわけでヤフーニュースのコメント欄、通称「ヤフコメ民」について記事を書きます。
この記事にたどり着いたあなたはもうわかっていると思いますが、ヤフコメ民はTwitterやInstagramなどのSNSと比較して異常な方が多いです。
そこで今回はヤフーニュースとコメント欄を見るべきではない理由と、なぜ我々が彼らのコメントに気持ち悪さを感じてしまうのかを解説します。
それでは見ていきましょう。
ヤフーニュースの真の目的はユーザーの時間を搾取すること
まずはヤフーニュースを見るべきではない理由から。
表向きのヤフーニュースの存在理由は「ユーザーに適切かつお好みの情報を提供する」です。
ただ実際はどうでしょうか? ユーザー、つまりあなたが好きそうな情報に紛れ込んでこんなニュースが目につきます。
「YouTuberが炎上した」「芸能人が不倫した」「犯罪者が税金泥棒をした」
確かにこれらの情報は一部の人には刺さる内容でしょう。
しかし先ほどお伝えした「ユーザーに適切かつお好みの情報を提供する」という本来の目的から離れていると思いませんか?
どちらかというと「いかに不愉快なタイトルでユーザーの興味を引き、広告収入を得ることができるだろうか?」この考えのほうがしっくりきます。

新聞と比べて気分の悪くなる情報が多い

新聞と比較してヤフーニュースは「ユーザーを不愉快な気持ちにさせ時間を搾取すること」に全力を尽くしています。
不愉快なタイトル、中身のない記事、誤字脱字… などなど。
また記事の内容だけでなく、コメント欄の罵詈雑言&誹謗中傷も読者の気分を悪くさせる原因の一つです。
そのためニュースを知りたい場合ヤフーニュースではなく紙媒体である新聞を読むことを私は強くオススメします。
新聞とヤフーニュースの比較については下記の記事で解説しています。
「紙の新聞なんて社会人になってから読んでない!」という方は新しい発見がありますよ?
・ネットニュースと比較して新聞の良さを考える【新聞っていいねぇ!】
ヤフコメ民の罵詈雑言・誹謗中傷ってどんな感じ?
さてここからはヤフーニュースのコメント欄、通称「ヤフコメ民」に対する批判です。
ヤフコメ民は詳しい分野に対してはとても鋭い意見を持ち、思わず「なるほどなぁ」と言いたくなるようなコメントをする反面、「いやそれはおかしいでしょ?」と感じるコメントも少なくありません。
また敬語を一切使わず、超上から目線でコメントするため非常に偉そうです。
ここからはヤフコメでよくあるおかしな罵詈雑言を私なりの視点で解説します。
加害者ではなく被害者を責め立てるコメント

「ラーメン屋が強盗に入られた」「暗い夜道を一人で歩いていたら性暴力の被害に遭った」「学校あるいは会社でいじめに遭った」
これらのニュースは毎日のように報道され、多数のコメントが寄せられます。
そしてそのコメントの多くが加害者を非難するものではなく被害者を責め立てる言葉です。
例えば「警備の甘いラーメン屋が悪い」「暗い夜道を一人で歩くなんてバカ」「いじめられる側にも問題がある」など。
確かにこれらの「トラブルに巻き込まれたくないなら自分で身を守れ!」という意見にはある程度筋が通っているように見えます。
だからと言って犯罪者の肩を持ち、被害者の落ち度を責め立てるようなコメントが許されるはずがありません。
なぜ彼らは加害者を叩くのではなくすでに苦しんでいる被害者を叩くのでしょうか? 私には理解できません。
学生や非正規雇用、若者などの社会的弱者を批判するコメント

大学生、非正規雇用、奨学金。
この手のワードがタイトルについた記事は自己責任論という名の正論を振りかざす人が多く荒れがちです。
下記の記事で解説していますが、正論で社会的弱者を叩き潰しても彼らが救われることは絶対にあり得ません。
ほとんどの人は弱者を叩き潰し、一時の快楽に酔いしれたいだけです。
・正論は人を潰すハラスメント、マウント上司が嫌われる理由は?【弱者叩き】
コメント欄の人々はこう言います。「俺の時代はこうだった、だらか今の若者は努力が足りない」。
さて、彼らが言う「俺の時代」とは何年、何十年前の話でしょうか? さらに言えばなぜ「今の時代」と「俺の時代」が一緒だと思えるのでしょうか。
他人を感情的に攻撃すれば自分が肯定される

「マナー違反」「迷惑」
最近はこれらのワードを感情的に、しかも相手を自分にとって都合のいいように動かすために発言する方が増えました。
昔は相手に不快感を与えぬよう自分自身に対して「マナー違反」「迷惑」という言葉を使う方が多かった印象ですが、今は少し違うようです。
さらに「マナー違反」という言葉を使用して相手を攻撃することができれば、いかに自分が常識人であるか相手と周囲の人々に強くアピールできてしまうので厄介です。
他人を感情的に非難すれば周囲の人間から賞賛される! イヤな時代になりましたね。
・上司や先輩の自慢がうざい!過去の武勇伝ばかり語る人とは距離を置こう
ミスをしたスポーツ選手への怒りのコメント

スポーツ選手に対して度を越した批判が最近は目につきます。
プロを名乗っている以上、ある程度の批判は仕方がないと思いますが過度な暴言、誹謗中傷が最近は多いです。
そのため楽天イーグルス(プロ野球チーム)などのスポーツチームは誹謗中傷に対してコメントの削除を行ったり法的な処置を取ったりしています。
詳細は楽天イーグルスSNSガイドラインをご覧ください。
ヤフーもコメント欄の異常性は認識しコメ欄を閉鎖している
当然ながらヤフーニュースもコメント欄に誹謗中傷、罵詈雑言があふれて社会的な問題になっていることを把握しています(詳細⇒Yahoo!透明性レポート)。
そのため一部記事のコメント欄(NEWSポストセブン、週刊女性PRIME、東スポWebなど)を閉鎖し事態の改善に乗り出しています。
どうやらコメント欄閉鎖のきっかけは小室圭さんの結婚問題のようです。
一見するとコメント欄の閉鎖は良いことのように思えますが、メディア側からすれば記事の閲覧数(PV数)や滞在時間が減少しヤフーから受け取れる配信料が減ってしまうため「苦渋の選択」と言わざるを得ません。
「ユーザー」と「提供側」では見えている世界が違うようです。
コメントを投稿するには電話番号が必須になる
2022年10月18日ヤフー株式会社はコメントをする際に電話番号が必須になることを下記のように案内しました。
ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は、日本最大級のインターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」が提供する「Yahoo!ニュース コメント」(以下、コメント欄)への投稿において、11月中旬より携帯電話番号の設定を必須化します。(※1)。
https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2022/10/18a/
実施予定日は11月中旬とのことです。
この施策によってコメント欄が健全なものになることを私は願っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今日はヤフーニュースとそのコメント欄であるヤフコメを見てはいけない理由を書きました。
一言でまとめると「記事の内容もコメント欄も気分が悪くなるので見てはいけない!」です。
ニュースを知りたいのであれば紙の新聞やTVなどに移行しましょう。
そうすれば無駄なストレスを抱えずに済みます。
それでは!